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GARNET CROW
6thアルバム『LOCKS』

応援してくれるみんなに届けたい――。GARNET CROWが“エバーグリーン”をテーマにおくる珠玉の1枚!

アニメのOP、EDに多くの楽曲を提供しているGARNET CROW。約1年ぶりに発売された6thアルバム『LOCKS』には、『名探偵コナン』や『メルヘヴン』に起用され、シングル・リリースされた4曲のほか、GARNET CROWの無限に広がる音楽世界を堪能できる全11曲が収められている。今回は、『声グラ』初登場、AZUKI 七さん(lyrics,keyboard)、古井弘人さん(arrange,keyboard)、岡本仁志さん(guitar)の3人にお話をうかがいました。
GARNET CROW『LOCKS』

――全11曲中4曲がシングル曲(うち1作は両A面)ですね。シングルをアルバムに入れると、コンセプトというか、1枚にまとめるのが大変ではないですか?

古井  ガーネットって、「これはシングル用」とか「アルバム用」とかは気にしないで曲を作ってるんですよ。こつこつ作っていったなかで、「次のシングルはこれにしよう。じゃあ、これに合ったカップリングはどれかな」とか、そういうふうに作っていて。今回のアルバムも、ストック曲のなかからセレクトしていったんです。結果的に、今回は“春”とか“エバーグリーン”をテーマにした作品になりました。

――“エバーグリーン”というテーマは、いつ頃からあったんですか?

古井  最初からはなかったですね。今回、選曲作業をしていくなかで、ボーカルの中村由利がストック曲を改めて聴き直して、1曲目「最後の離島」とか4曲目「もう一度 笑って」を聴いて、ピンときたというか、春にリリースということもあって、“エバーグリーン”をテーマにまとめてみたらどうかという。曲に導かれたところが大きいですね。
AZUKI 七  だから、ずいぶん前にできていた曲が、時間をおいてアルバムに入ることもありますね。

――せっかくなので1曲ずつ簡単に解説していただけますか。まず1曲目、「最後の離島」。

古井  これは12弦ギターでサウンドに広がりを出してたり、アコースティックな匂いにこだわりました。
岡本  最初に古井さんから「12弦でいくよ」って言われて。サビの掛け合いのフレーズとかも明確に決まってたんで、それをいい鳴りで録音したという感じです。

――2曲目「涙のイエスタデー」はシングルのアルバム・バージョンです。

古井  『名探偵コナン』のOPは、今回収録されている“頭サビ・バージョン”でオンエアされてたんですが、その評判がよくて、どうせだったらそのバージョンをアルバムに入れたいねという話で。ライブ仕様でもあります。

――3曲目「世界はまわると言うけれど」も、シングル曲。

古井  これも『コナン』のOP曲だったんですが、シングルと同じバージョンですね。

――4曲目「もう一度 笑って」は、初期のGARNET CROWを彷彿とさせるネオアコっぽい楽曲ですね。

古井  そうですね。好きな音楽は作り続けていきたいと思っています。たとえば洋楽のミュージシャンとかで、「前回と同じことはしない」というこだわりがあって、作品ごとにどんどん音楽が変わっていく人たちっているじゃないですか。そういうのって、聴く側としてはちょっとガッカリしちゃうときもありますよね(笑)。僕はむしろ、「あの当時やってた曲を今やったらどうなるかな?」というタイプ。これからもジャンルにこだわることなくやっていきたいと思ってます。

――歌詞はアルバムのテーマ“エバーグリーン”が象徴された内容ですが、どんな思いで書かれたんですか?

AZUKI 七  中村由利が作ったメロディを聴いて、デモの声を聴いて、思ったことをそのまま書いたんですよ。先にテーマを決めることもなく、何もない状態から書いていきます。例えば、ぜんぜん理解できない言語の国の曲を聴いていても、その音とか歌い回しの雰囲気で“どういう感じの歌かな”って想像したりするじゃないですか。そんな感じです。彼女の声、歌い回し、メロディだとかで曲の世界が表現されているんですよね、言葉がなくても。

――5曲目「この手を伸ばせば」。これもシングルのアルバム・バージョンです。

古井  これは由利さんがコーラスを重ねています。彼女はアイデアマンなので、面白いアプローチをしてくるんですよ。ラインの取り方もすごく面白くて、『メルヘヴン』のEDとしてリリースしたシングルとは、違った印象になりました。

――6曲目「doubt」は、すごく熱いものを感じました。

古井  ギターがガツッときてるんで、歌も“ギターに負けてたまるか”くらいの感じで歌ったという話は聞きました。ギターとボーカルのバトル的な面白さはあると思います。
岡本  ギターに触発されて歌ったというのは、すごくいいことですよね。それだけ周りの音をちゃんと聴いてるという。
古井  歌い回しとかメロの切り方とか、仮歌からメラメラした感じがあったよね(笑)。

――7曲目「風とRAINBOW」は、シングルと同じバージョンですか?

古井  そうですね。『メルヘヴン』のOPと同じです。

――8曲目「ふたり」は、イントロは陽気なアメリカンロック・チックなのに、ボーカルが入った途端ダークな世界観が広がっていて、「あれ!?」みたいな驚きがありました。

古井  これはアルバムの中でいちばん最後に出来た曲なんですけど、メロディの展開がすごく面白いので遊びたかったんですよね。ちょっと遊びすぎたかなっていう不安はあったんですけど(笑)。

――9曲目「Mr.Holiday」は、ガラッと変わって、ポップな曲。

古井  アレンジは、かわいくなりすぎないように気をつけました。岡本仁志も一生懸命歌ってるんで、大きな声出して(笑)。ハモりのハマりがすごくいいです。

――10曲目「The first cry」は、GARNET CROWファンにはたまらない1曲。

AZUKI 七  あると安心の1曲(笑)。
古井  お約束ではないけど、昔から聴いてくださっている方には喜んでいただけるかな、と。

――サックスソロも入っていたり。

AZUKI 七 そう、色っぽいサックスが入っています。

――ラスト11曲目は「Love is a Bird」。

古井  最後に希望を持って飛び立てるようなメッセージソングになってるんですよ。1曲目もそうですけど、最後にこれを持ってくるっていうのは由利さんのなかで決まってたみたいですね。2005年にデビュー5周年を迎えて、イベントとかライブでファンの人と触れ合うことが多かったから、由利さんのなかでも、そこら辺でひとつ気持ちの節目があったんだと思います。
AZUKI 七  だからといって、ここからガラッと流れが変わるわけではなく、新鮮なカタチで制作できる最初の土壌ができたかなという感じです。

――このアルバムからまた新たなGARNET CROWが始まるのかな、という予感も……。

岡本  制作作業自体はずっと続いてたので、今回の作品で特に新たに始まるという気持ちはなかったですね。でも、でき上がってみると、“リスタート”っぽく感じるアルバムになってるのかなという気はします。結果として。
古井  昨年、初めてファンクラブイベントのライブをやったことも大きかったですね。ここから新たな挑戦ができるというか。
岡本  みんなの顔が見られたっていうのは安心につながりますね。あのとき見た人たちに届くんだろうな、っていう安心感。

――アルバムタイトル『LOCKS』は、直訳すると“鍵”ですが、どんな意味が込められてるんでしょうか。

古井  応援してくれるファンのみなさんのハートをロックするという願いを込めて。あと“6(ロク)枚目”のアルバムとか(笑)。GARNET CROWって“ROCK”のロックのイメージがあまりないと思うんですけど、“ガーネット=ロック?”みたいなヒネクレもあったり、いろいろ意味はあります。でも結局は、応援してくれるみなさんに届けば。ありがちな答えですけど(笑)。


取材・文/有田千絵








ガーネット・クロウ……全作曲を手がけるボーカルの中村由利、全作詞とキーボードのAZUKI 七、アレンジとキーボードの古井弘人、ギターの岡本仁志の4人で構成。2000年3月にシングル『Mysterious Eyes』、『君の家に着くまでずっと走ってゆく』の2作同時リリースでデビュー。2007年にはデビュー7周年を記念し、ファンクラブイベントや京都の世界遺産・仁和寺にてライブが行なわれた。


6枚目となるアルバム『LOCKS』には、『名探偵コナン』のOP曲「涙のイエスタデー(album ver.)」、「世界はまわると言うけれど」、『メルヘヴン』のOP&ED曲であり初の両A面シングル「風とRAINBOW/この手を伸ばせば(album ver.)」も収録されている。初回盤Aは、仁和寺で行われたライブの模様を収めたDVD付き、初回盤Bは、Video Clipを収めたDVD付き、通常盤はCDのみ。ジャケットも3タイプで異なる。デビュー8年目を迎える今年、「2008年8月8日には何かが起きる!」とのこと。


ガーネットクロウ公式サイト

『LOCKS』
GIZA studio 3月12日発売
【初回盤A】GZCA-5124 3,500円(税込)
【初回盤B】GZCA-5125 3,500円(税込)
【通常盤】 GZCA-5126 3,059円(税込)
Information








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