幻想楽団SoundHorizon特集SoundHorizon 聖戦のイベリア
第二章 NEWマキシ「聖戦のイベリア」への想い 後編
SoundHorizonの世界

『聖戦のイベリア』には、「争いの系譜」「石畳の緋き悪魔」「侵略する者される者」の3曲が収録されている。それぞれの曲に秘められた意味は……。

「3曲がひとつの物語として繋がっているので、曲ごとに解説はできません。"レコンキスタ"という戦いがあって、さらに戦いには直接関与しなくても、その時代そこに居合わせて見ていた第三者的な人がいて、という歴史上の事実から入っていって、だんだん歴史とは別の方向に進んでいく。そういう流れを3曲で作っている感じです」

 プロデューサー・Revoは、歴史上の戦いをテーマにした理由を語る。

「語弊を恐れずに言うならば、戦いもひとつの異文化交流だと思うんです。もちろん戦争はないほうがいいんですが、勝った負けただけではなく、戦いのなかで相手を意識することで、文化が接触して新しいものが生まれることがある。曲中ではそういう部分にも少し触れています。このCDを入り口にして、イベリアの歴史に興味をもってもらえたらうれしいですね」

SoundHorizon Discography〜プロデューサーRevoが語るHistory〜
「曲の内容を完全に再現することはできないと思うんです。現代のイベリアに行っても中世そのままという世界観ではないし、曲中に出てくる悪魔を呼んでこい!といっても無理な話ですからね(笑)。だから、曲の世界観を映像として面白く表現できたらという感覚で作ってます。見た目のインパクトを重視して、PV独自の演出もしました。衣装にも凝ったし、あっ!?結局悪魔は呼んできたわけですけど(笑)、存分に楽しめるファンタジーの雰囲気が出せたんじゃないかと思っています」

Sound Horizon……サウンドクリエイターRevoを中心とする幻想楽団。2004年にメジャーデビュー。幻想世界とファンの心を領土とするSound Horizon Kingdomという設定を用いている。最近では、現実世界にも着々と領土拡大中。

Sound HorizonのNew Story Maxi『聖戦のイベリア』は、8月1日にキングレコードよりリリース。DVD付きの初回限定盤が1,800円(税込)、通常盤が1,200円(税込)。8月16日からは全国6ヵ所で「Sound Horizon Live Tour 2007-第二次領土拡大遠征-」をスタート。詳しい情報は公式HP(http://www.soundhorizon.com/)でチェック。

撮影/能美潤一郎  取材・文/浜田望生