永遠を生きる不死の女たちによる物語もついにクライマックス! 『ムネモシュネの娘たち』最終回アフレコ




 AT-X開局10周年記念作品として、毎月第1日曜の深夜0時より放送中(第2土曜の夕方18時よりリピート放送)のハードボイルドSFサスペンス『ムネモシュネの娘たち』。全6話で制作されていたこのアニメがついに最終話を迎えることになった。

 幾つもの時代を超えて、変わらぬ姿で生き続ける不死の女・麻生祇燐。新宿に事務所『麻生祇コンサルティング』を構え、同じく不死者であるパートナーのミミとともに、バイオレンスでエロティックな狂気の世界に渦巻く数々の猟奇事件を手掛けていく。

 今回、その最終回のアフレコが都内のスタジオで行われ、収録を終えたメインキャストのみなさんとうえだしげる監督からコメントをいただくことができたので紹介したい。


--最終回の収録を終えてみての感想をお願いします。

能登麻美子(麻生祇燐役)
「改めてすごく密度が濃い作品だったなと思います。全6話だったけどそれ以上にたくさんの時間を重ねた気がしていて、終わってちょっとほっとしていますね。燐はいろんな意味で痛々しい人だったなと思うんですけど、すべてを包み込んでいけるような海の広がりのある人なのかもしれないなと最終話で感じました。そして最終的な結末は、『ああ、この人らしい』と思わせてくれるものでした。振り返ってやっぱり不思議な人でしたね」


釘宮理恵(ミミ役)
「最終話まで収録が終わったら、今までの謎がすべて解明されるのかなと思っていたのですが、収録を終えたばかりの今はまだ整理がついていなくて、未だに謎について分からないでいたりします(笑)。ミミは今までデスクワークで情報面から燐の動きをサポートするキャラクターだったので、最終話でアクション部隊に組み込まれたことは嬉しかったです。最終的に、燐とのものすごく強い絆を感じましたし。痛々しい目にもあったりしてますが、今回は美汐が一緒だったこともあり、私は力は弱いけど美汐を守らなきゃみたいな、責任感も生まれたんじゃないかなと思います」


石田彰(エイポス役)
「やっと終わりまでたどり着けました。収録が月に一回ということもあって、6話しかないんですけど長い作品だったなという気がしています。感無量です。僕の演じたエイポス役はああいう決着をみないと見ている人が納得しないだろうなというところで、落ち着くべきところに落ち着いたかなと思いますね。やっぱり私欲に走ってはいかんということで、僕としてはすごく納得した終わり方でした」


名塚佳織(前埜美汐役)
「美汐という役をいただいたときは、まさかこんなに重要な役になるとは思ってもみませんでした。しかも第6話で終わってしまうなんて(笑)。ちょっとビックリしたんですけど、素敵な役をいただけて嬉しかったです。美汐はいいとこのお嬢様なんですけど探偵ごっこ好きというちょっと変わった女の子。前世の記憶とかが絡んできたりと重要なポジションだったりするんですが、お嬢様すぎていないぶっきらぼうな感じの女の子が、探偵好きがためにミミについていって事件に巻き込まれていくというの流れを上手に演じられたらと思っていました」



--全6話の作品を振り返っての感想と、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

能登
「死なないっていう運命を受け入れざるを得なくなったとき、その運命を受け入れて生きていく人の強さや、やさしさが不死の人の根底に流れているのではと感じました。周りの人たちの寿命が尽きて死んでいってしまうことは、すごく悲しいことだけれども、燐たち不死者はそれを幾世代も見てきたわけですから。第5話の収録が終わったときに、あとラスト1話でどうなるんだろうと個人的にも楽しみでした。いろんなこともありましたがラストは希望に繋がる、明るい方向だったということがすごく印象的で……そんなクライマックスをぜひともご覧になっていただきたいです」


釘宮
「お話の途中で、時間がどんどん経過していくというのを実感していた時期があったんです。それを乗り越えて最終話を終えて振り返ってみると、辛いこともものすごくたくさんあるけど、少しだけ希望もあるんじゃないかなと思えました。長い時代を生きてきた燐やミミですが、そんな二人の、人生におけるひとつの新しい通過点に着たんじゃないかなと思いますし、さらに最後にきて状況に変化も訪れて……これからの未来もまたがんばっていけるなと感じました。最終話が明るく終わってとても嬉しかったですし、今までとは別人のようにシリアスなミミもがんばって演じさせていただきましたので、ぜひ最終回を見る前に第1話からもう一度見てもらえるといいなと思います」


石田
「エイポスは、悪人であるというところを全面に出すんではなく、単純にただやりたいことを楽しんでやっているんだっていう、ある種純粋なところを出してほしいとリクエストされ、そのように演じさせてもらったキャラでした。珍しい役ではあったのでとても楽しませてもらいましたし、そんなキャラだったからこそ、燐たちにとっては大事件といえるものを引き起こしていながら、いつも平気でいられたんだなということを、最終回にきてまた再認識させてもらいました。冷静に考えるとすごく長い時間の経験を積み重ねていながら、あれだけ自分に対して純粋でいたわけで、“お前今まで生きてきた経験がなにも身にならなかったのか”という気もしないでもないんですけど(笑)。最終回でエイポスと燐には決着がついて終わってしまうんですけど、まさかそういう繋がり方をしていくのかと、とても感慨深いラストでした。ぜひご期待ください」


名塚
「美汐はラスト2話のみの出演だったので、振り返ると言うほどではないのですが、参加出来てとても良かったと思っています。美汐も“不死者”である燐たちとすぐに打ち解けてしまうところをみると、この子ならこの先も上手くやっていけるんじゃないかなと素直に思いました。自分的に面白かったのは、名探偵ホームズ好きの彼女がひとりでワトソンとホームズの一人芝居をするところですね。このシーンは演じていてとても楽しかったです。私は少しだけの参加でしたが、人間の欲望って何だろうということを感じさせられた作品でした。みなさんにもそんななにかを感じてもらえたら嬉しいなと思います」


うえだしげる(監督)
「物語を描くにあたって一番気をつけたかったのは、燐に象徴されるような不死者が死なないことに飽きているのではなく、次にはなにが起こるんだろうとかそういうことを楽しみにして生きている……そういうことをかたちにしたかったんですね。死にたいという不死者は出てこないんですよ。そう考えるとミミはまだそういう高みには到達できていないんだけど、ひょっとしたら最終話でそこに近いところまでいけたかなと。あと、実は不死者の目のハイライトが横長になっていたり、最終話に出てくるボトルが第1話と同じだったりなどなど、『遊び』を作中の色んなところに散らせています。ボトルはわざわざ最終回に出すので、第1話のを書き直させたりと、細かいこだわり部分などもありますので、AT-XやDVDで最終回を見終わった後、もう一度全話を見返してもらえると面白いと思います」


Mnemosyne-ムネモシュネの娘たち-4

発売日:2008年7月25日
規格番号:VPBY-13057
価格:5,800円(税込)
(映像特典)
●第1弾先行プロモーション映像
(同梱特典)
●オーディオCD「能登麻美子と釘宮理恵の『麻生祇コンサルティング的ラジオ』」#04
(ゲスト:松本保典[柳沢 保役])
●ブックレット「月刊 麻生祇コンサルティング」Vol.4

デジパック仕様、アウタースリーブケース付き

「ムネモシュネの娘たち」公式HP(http://www.rin-asougi.com/







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