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『もやしもん』
――『もやしもん』は世界初の“菌アニメ”ということで話題ですね。
冬馬
私、じつは最初原作を全然知らなかったんです。音響監督の菊田浩己さんから「今度、菌のアニメをやるのよ」と伺って、「なら私、菌やりたい!」なんて言っていたら、なんと本当にオリゼー役をいただいて! こんなかわいい菌になれるなんて、ありがたいと思っています。
――オリゼーを演じるときに意識されていることは?
冬馬
「かわいいだけだと思っているとケガするぜ~」ですね(笑)。菌たちは、日々生存競争の中で勝ち抜いて生きているんですよ。オリゼーも言っていましたが「他の菌を滅ぼしてもいいから自分達たちだけは栄えたい」、それが菌たちの本音なんですよね。だから、かわいいだけじゃなく、けっこうダークな面も感じさせるようにしています。
――オリゼーは、主人公の直保にいつもくっついていますね。「直保!」って呼びかけたりもして。
冬馬
オリゼーは子供の頃の直保をずっと見てきているから、ある意味人間より偉そうだったりしますよね(笑)。でもきっとオリゼーは直保のことを大好きな人間と思っているんだと思います。
――映像化された菌たちの世界は凄いですね。
冬馬
ホント“かわいい!”のひと言に尽きます! 日吉酒店のおじいさんに「菌オバケ!」というくらい菌がもわぁ~とまとわりついて、回転しながら天井に昇っていく様子なんて、アニメならではの面白さが出ていますよね。
――そんな菌たちのセリフのやり取りもすごく楽しいですよね。
冬馬
菌の声は、キャストのみんなで演じているんです。台本にないことまで、かなり自由にやらせていただいています。ほかの菌がこうくるなら私はこうする!みたいな感じで、菌の特徴を考えながらみんなでキャラクター付けをして。6話の、食中毒菌五人衆の登場シーンでは、私は2番手の“コレレ”(コレラ菌)を演じていますが、3番手のディゼンティリイエ(赤痢菌)はグルングルンと頭を回しているので、じゃあ歌舞伎っぽく“見得切り”系で行こう、ということになったり。DVD特典映像の特別編『菌劇場DX』では、斎賀みつきちゃんと海の菌“マリティマ”を宝塚風にやってみたり、オリゼーをレポーター風に演じてみたり、かなりいろいろチャレンジしています(笑)。すごく楽しいんですけど、けっこう戦っているんですよ(笑)。
――そして、個性的な人間キャラクターたちのドラマも面白いですね。
冬馬
みんな羨ましいくらい楽しい掛け合いをしてくれるんです。アドリブも満載で! 川浜&美里コンビの、長谷川研究員へのイラっとさせるムチャぶり具合は本当に面白いです(笑)。
――DVDリリースもいよいよスタートです。
冬馬
TVシリーズは、出演者・スタッフ一同、まずは第1学期を終えた、と思っています。皆さんの応援があればきっと『もやしもん』第2学期が始まるはず! DVDで菌達にかもされ(=癒され)つつ、いっぱい応援お願いします。ぜひまたみんなで一緒に「かもすぞ~!」をやりたいです!!
取材・文/加屋野ひとみ
(C)石川雅之・講談社/もやしもん製作委員会
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